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リジェクトされないAndroidアプリの運用 -GooglePlayのリジェクト事例(2014年春編)

android リジェクト事例 企画・マーケティング

こんにちは、ラーメンマンです。

本日は、前回のiPhoneアプリ編に引き続き、アプリ開発でよく悩みの種になる、「GooglePlayのリジェクト事例」について書いてみたいと思います。

公式のポリシー

まず、基本的なポリシーはこちらを参考にしてください。

GooglePlayストア対策で抑えておくポイント

特にAppStoreとの違い、という意味で、GooglePlayで抑えておくべきポイントはこちらです。

「事後審査」であること

AppStoreの場合は事前審査方式のため、審査を通過すればディベロッパー側も運用に入ってOKと判断できますが、GooglePlayの場合は事後審査のため、いかなるアプリも油断はできないという現実があります。

まれに「強制措置」という方法で、予告なく対処がなされる可能性があること

基本的に問題がある場合は、事前に警告が来るのですが、まれに何の予告もなく措置がとられる事例があり、その場合は即刻Google Playから削除されます。
また、規約の変更により、今までOKだったものが、突然NGになることも考えられます。

こちらにリリースから半年後にチェックが入った事例が紹介されています。

【アプリ担当必見!Googleの横暴】アカウント停止を防ぐ8つの方法

Google Play Storeのレーティングを「全対象」でリリースするも 半日後にレーティングを「高」に強制的に変更された。 以降このアプリに関してはレーティング「高」以外が選べなくなった。

違反を繰り返した場合は、アカウントが停止される

いわゆる「アカBAN」と言われるもので、アプリ単体ではなく、アカウントごと削除される重いケースとなります。
上記措置は予告なく実施されることがあり、例えばプロモーションでのランキング上昇時に発生したりと、ディベロッパーにとっては直接事業リスクに繋がるケースも見られます。

「自動チェック」が走ること

GoogleはWebの検索エンジン同様、GooglePlayストアでも禁止ワードや不正ワード等を自動チェックしているようです。
スパムの監視はお手の物という感じでしょうか。
AppStoreの場合は、未だに人力でのチェックでほぼ審査が行われているようですが、Googleはテクノロジーを活用しての監視も行ってくるので、 「有無を言わさず一発退場」という結果になりやすいということです

具体的なリジェクト事例

次に、各規約について、特に注目すべきリジェクト事例を取り上げます。

キャッシュを使った動画ダウンロードによりリジェクト

かなり前の事例ですが、こういったAndroidの「プリキャッシュ機能」を利用して、オフラインで動画が視聴できるアプリがリジェクトされた事例があります。

ニフティの動画視聴アプリ「スマプレ!」、復旧しないままサービス終了

明確な理由は不明ですが、Googleはビジネスポリシーとコンテンツポリシーの両方で、著作権侵害に関して強くポリシーを定義しているため、おそらくそちらに抵触していると判断されたと思われます。

不正な広告利用

GooglePlayのコンテンツポリシーによると、広告もアプリの一部であると明確に規定されています。

コンテンツのレビューとデベロッパー向け利用規約に準拠しているかどうかの審査においては、広告もアプリの一部とみなされます。したがって、上述のすべてのポリシーは広告にも適用されます。これらのデベロッパー向け利用規約に違反しない広告を利用してください。

つまり、広告のコンテンツについても規約に準拠しているか確認する必要があり、アドネットワークのようなどのような広告が表示されるかわからない広告を導入する際にも、アプリディベロッパーの運営責任が問われるということです。

Googleはもちろん広告によるアプリの収益化自体は肯定しているので、広告利用のルールに準拠するよう導入しましょう。

アフィリエイトアプリ

コンテンツポリシーのスパム条項への違反により、アフィリエイトアプリやポイントアプリがリジェクトされる事例が報告されています。

違反と判断されている条項はこちらでしょうか。

デベロッパーは、不正なインストール、レビューや評価に対する報酬やレビューや評価の捏造といった不正な手段やプロダクトに評価を付けたユーザーへのインセンティブの提供などによって、ストア内でのプロダクトの掲載順位を変更しようとしたり、プロダクトの評価やレビューを操作しようとしたりしてはいけません。
以下のような機能を主要な機能とするアプリを送信してはなりません: ・アフィリエイトトラフィックをウェブサイトに誘導する

アダルトコンテンツ

「露骨な性表現を含むコンテンツ」はコンテンツポリシーにより禁じられています。
「何をもって露骨な性表現なのか」という議論になると思いますが、こちらに「グラビア系のアプリ」がリジェクトされた事例が紹介されています。

Googleチームからアカウントの停止がきました

AppStoreと比較して、GooglePlayはアダルトコンテンツに寛容であるという評判もありましたが、現状ではかなり多くのリジェクト事例が存在するようです。

キーワードスパム

検索エンジンがスパムとの戦いであるように、GooglePlayストアもスパム行為を良く思っていないようです。
また、「キーワードスパム」については、Googleディベロッパーのヘルプに明確にルールが規定されています。

キーワード スパム

第三者によるサービスの妨害

あまりない事例かもしれませんが、1つ興味深いものを紹介します。
海外で、アプリ内の広告を表示しないようにする「広告ブロッカーアプリ」というものがリジェクトされる事例が発生しました。

Google、Play Storeから広告ブロックアプリを一斉削除。 デベロッパー契約違反と通知

ここまで来ると、「アプリビジネスがどういう利益構造になっているか」「どういう立ち位置であれば適切であると判断してよいか」という推測をする必要が出てきますが、いずれにせよ露骨な妨害行為はリジェクトの対象になる可能性があります。

以上、注目すべき事例でした。

リジェクト通知が来てしまったら、どのように対処すればいいか?

それでは不幸にもリジェクト通知が来てしまったら、どのように対処すればいいでしょうか?

基本的にはAppStoreと同じように、このようなポリシーで対応すると良いと思います。

  1. 指摘箇所については、規約に則るように修正し、再リリースする。修正した箇所はきちんと示す。
  2. リジェクト内容が納得のいかないものであれば、きちんとGoogle担当者に主張する。主張が通れば通してもらえることもある。

しかしながら、前述の通り運用中に突然リジェクトされる可能性もあるため、AppStoreと違って運用中も気を抜けないのがGooglePlayです。
単一アプリでビジネスを行っていると、リジェクト=事業停止に繋がるため、そもそもグレーゾーンだらけのアプリだけを当てにして運用するのは非常に危険です。
企画段階で、規約をきちんと読み込んで、リスクを承知の上で運用するようにしましょう。

また、これはAppStoreと同じですが、昔と審査の基準も変わっているので、昔通っていたものが今は通らなくなっているものもたくさんあります。
特に前述の事例の中でも、キーワードスパムやアダルトコンテンツについては、以前よりもかなり厳しくなっている印象があるので、要注意です。

とにかく規約を読み込んで、Google様の思想に心酔しましょう。
我々はスマートフォンの端末・OS・アプリ配信マーケットがあるからこそビジネスができており、また良質なアプリだけが残っていくマーケットこそユーザの信頼も得られ、アプリマーケットの拡大につながります。

ですので、開発者としては非常に大変ですが、「プラットフォームと仲良くなってこそのアプリビジネスだ!」と心に言い聞かせて、有用なアプリを作っていきましょう!